面接に来た年下のイケメン

aka

採用人事課で働いていた23歳の時の話です。

いつものように秘書的役割で上司について面接の同席をする予定だった私は、少し早くに到着した次の応募者を部屋まで案内しその場で履歴書を受け取りました。
履歴書の氏名と顔の確認を行い上司へ届けるのですが、もうその時点で私の一目惚れは始まってしまっていたのです。

今は仕事、とにかく冷静を装い2対1の面接がスタートしました。

4つも年下の19歳、V6の岡田くん似の彼(N君)は受け答えもしっかりしており笑顔がまた可愛いのなんの!
きっと、お似合いのものすごく可愛い彼女がいるんだろうな~と、面接そっちのけでそんな事ばかり考えていたのを覚えています。

それはそうと、とにかく彼が採用されることだけをその時からずっと願っていました。

数日後、彼の本採用が決定し営業の部署へ配属となりました。

彼の知らないところで彼以外に飛び跳ねるほど喜んでいる人間がいるだなんて夢にも思っていなかったでしょうね。
ただここにいたんですよ、その人間が。

しかし採用人事と営業の事務所は3フロアも違い、ほぼ外出している彼らと会うのは朝イチか夕方~夜にかけての時間帯しかありません。
どうにか一瞬でもすれ違う機会をと毎日毎日祈るように出勤し、遠くからでも姿が見れた時はまるで初恋かのようにキュンキュンしたものでした。

そんな彼の入社から数ヵ月が経ったある日、同期入社の営業マンS君から信じられない朗報が。
なんと、片思い中の彼N君が私の番号を知りたがっていると!
もちろん返事は即OK。
S君と通しN君と連絡を取れるようになったその日から2人はほぼ恋人のような仲になり
数日後にはめでたく正式に彼女になりました。

なんでも面接のあの日、実は彼も同じく一目惚れだったのだと。

ただ、どう見ても年上、しかも面接官となると手出しは出来ないと半ば諦めていたようなのですが
周りのススメもありダメ元でアクションしてくれたのだと。

若すぎたこともあり1年半であっけなくお別れすることにはなりましたが
あんな純愛は中学生以来、本当に忘れられない時間です。

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